30代はお肌の曲がり角と言われ、少しずつエイジングの変化が現れ始めますが、40代はそのお悩みも本格化してくる年代です。変化を受け入れつつも、うまく付き合いながらすてきな歳の重ね方をしていきたいものです。

40代の肌悩みとその原因
では具体的にどのような肌の変化が起きてくるのでしょうか?
シミ・くすみ
長年の紫外線ダメージの蓄積により、メラニンが肌に沈着してシミとなって現れてきます。血行不良やターンオーバーの乱れによって、くすみも目立ちやすくなります。明るい印象の肌を取り戻すには、美白成分の入ったスキンケアや生活習慣の見直しが必要です。
一見シミに見えて肝斑だったということもあります。肝斑の場合はケア方法がまた違ってきますので、気になる人は皮膚科、もしくは美容皮膚科を受診して、シミの正体を確認した上で適切なケアをしていくのがおすすめです。
たるみ・ほうれい線
加齢によってコラーゲンやエラスチンの生成量が減少し、肌のハリが失われることで、頬や口元のたるみ、ほうれい線が目立ってきます。表情筋の衰えも影響しており、表情筋トレーニングやマッサージ、リフトアップ効果のある美容液の使用が効果的です。
乾燥・インナードライ
40代の肌は水分保持力が低下し、表面は潤って見えても内側は乾燥している「インナードライ」状態になりやすいです。保湿力の高い化粧水や乳液、セラミドやヒアルロン酸を含むアイテムの使用が重要です。
毛穴の開き
毛穴の開きは、皮脂分泌の増加や肌のたるみによって目立ってきます。引き締め効果のある化粧水や、週に1~2回のクレイパックで毛穴ケアを行うと良いでしょう。
目元のクマ・小じわ
目元の皮膚は顔の中でも特に薄く、乾燥や血行不良の影響を受けやすいです。アイクリームでの保湿に加え、温めて血行を促進するケアも効果的です。
おでこや眉間のしわ
表情のクセが影響するため、しわを予防するには表情筋の意識的なコントロールと保湿がカギ。ナイアシンアミド配合のクリームなどもおすすめです。特に眉間については、スマホを見ている時にシワがよりやすいので要注意です。凝視するとシワができてしまうため、力まなくても見えるような姿勢・画面の明るさなどを工夫してみましょう。
肌の敏感化
年齢とともにバリア機能が低下し、刺激に対して敏感になることがあります。今までは大丈夫だったのに、急に花粉などで肌荒れしてしまったといったこともあるので、そんな時はアルコールフリーや無香料の敏感肌向けスキンケアを選んでみましょう。
40代からのスキンケアポイント
年齢に応じて変化していく肌に対して、スキンケアアイテム・方法もアップデートしていく必要があります。

基礎化粧品の選び方
基礎化粧品ごとの注意点と効果的な成分を整理してみました。
● クレンジング
洗浄力が強すぎると乾燥を招くため、保湿成分を含むミルクやバームタイプがおすすめ。
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推奨成分:
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スクワラン(保湿)
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ホホバオイル(皮脂バランス調整)
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セラミド(バリア機能の保護)
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● 化粧水
肌の水分をしっかり補うため、高保湿タイプの化粧水が◎。シミ、くすみが気になる人は美白成分の入ったものもおすすめです。
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推奨成分:
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ヒアルロン酸(保湿)
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グリセリン(保水)
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アミノ酸(肌の回復サポート)
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ビタミンC誘導体(美白・抗酸化)
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● 美容液
悩みに直接アプローチできる、機能性美容液をぜひ1本プラスしましょう。
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推奨成分:
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レチノール(シワ・ハリ改善)
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ナイアシンアミド(シワ改善・美白)
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ペプチド(ハリUP)
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フラーレン(強力な抗酸化)
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EGF/FGF(細胞の再生を促す)
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● 乳液・クリーム
水分と油分のバランスを整えるアイテムで、バリア機能を強化。
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推奨成分:
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セラミド(特にヒト型)(保湿・バリア)
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シアバター・植物オイル(柔軟性)
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ビタミンE(抗酸化)
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コエンザイムQ10(エネルギー代謝促進)
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● アイクリーム
目元の皮膚は約0.5mmと非常に薄く、ダメージを受けやすいため、お悩みにあわせて目元専用のクリームでケアしてください。
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ペプチド(筋肉を緩めて表情ジワ軽減)
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ビタミンC誘導体(メラニン抑制・血行促進)
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カフェイン(血行促進・むくみ軽減)
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アスタキサンチン(ハリ・透明感向上)
美容医療の取り入れ方
短期間で明確な効果を求めたい時は、美容医療の力を借りるのも手です。最近は美容皮膚科も非常に身近なものになり、キャンペーンなどのうまく駆使すれば費用も抑えることができるため、一度クリニックでカウンセリングを受けてみるのも良いと思います。
特にシミ取りレーザーやシワ予防のボトックスなど、スキンケア化粧品だけで同じ効果発揮に辿り着くのは至難の業です。とはいえ美容医療はやり始めるとキリがないので、自分なりの目標と優先順位をあらかじめ決めておくと安心です。
手軽な自宅美容のすすめ
スポットで美容医療の力を借りるのも有効ですが、やはり毎日こつこつケアすることが大切です。中でも簡単にできるのが美容で注目されているタレントのMEGUMIさんおすすめの、毎日シートマスクをすること。「デイリー使いはルルルン一択!」と言われているように、決して効果なものである必要はありません。ドラッグストアで簡単に手に入るので、ぜひトライしてみてください。肌の調子がぐんと良くなります。

(引用元 美的)
食生活
ビタミンC、ビタミンE、コラーゲン、オメガ3脂肪酸など、美肌成分を積極的に摂取することがポイント。特に野菜と魚を中心とした和食が理想的です。毎日ストイックに続けるのはなかなかハードルが高いので、なるべく取り入れるように心がけておくだけでも違います。
適度な運動
血行を促進して代謝を高めることで、肌のターンオーバーも正常化します。運動の時間を確保するのが難しい場合は、通勤時に正しい姿勢で歩くようにする、積極的に階段を使うことから始めてみましょう。
また、最近はYoutubeなどで様々なエクササイズ動画が公開されているので、自宅での隙間時間に挑戦してみるのもおすすめです。服装やメイクなども気にしなくてよいので、仕事や育児などで忙しい40代女性には特にフィットすると思います。
入浴
ぬるめのお湯に15分浸かることで、自律神経が整い、睡眠の質も上がります。体全体の新陳代謝も良くなり、毎日続けることで肌の代謝アップにもつながります。
質の良い睡眠
成長ホルモンが分泌される夜22時〜深夜2時を中心に、質の良い睡眠を取ることが、肌再生にとってとても重要です。寝る前はなるべくスマホやPCを見ることも控えて、副交感神経優位にするように心がけてください。
年齢が出やすいボディパーツのエイジングケア
顔のエイジングケアに意識がいきがちですが、他にもエイジングサインが出やすいパーツがあります。パーツケアも追加して、より清潔感溢れる大人の女性を目指しませんか?
首とデコルテ
首やデコルテは顔よりも皮膚が薄く、皮脂腺も少ない部位です。そのため、乾燥によって小ジワができやすく、バリア機能も弱い傾向があります。特に40代以降は皮脂分泌量が減少するため、シワ・たるみ・くすみといった老化サインが顕著に出やすいです。
また、顔には日焼け止めを欠かさないのに、首・デコルテには塗っていないという人は多いのではないでしょうか?顔と同じく露出されているので、ぜひ顔と同時に紫外線対策をしましょう。
手
手は顔と同様、意外と人目につくパーツです。首やデコルテ以上に常に紫外線にさらされているのに、頻繁に手洗いもするため日焼け止めで守り続けるのも大変です。そのため、40代に差し掛かると、シミ・くすみが目立ったり、皮膚の老化により血管が浮き出てきたりしてしまいます。
H365 UV/ブルーライトプロテクトハンドクリーム
H365は、SPF20 PA+++で紫外線から肌を守りながら、保湿力・エイジングケアにも優れている日焼け止めハンドクリームです。さらに塗った瞬間天然のラベンダーカラーでトーンアップもしてくれるという優れもの。軽やかなテクスチャーで白浮きせず、ベタつかないので日中の使い心地も快適です。
100%自然由来成分でできていてベタつかないので、首やデコルテ、膝、そして顔の下地としても活用できるのが魅力です。1本ポーチに入れておくと、外出先でも手軽にパーツケアができちゃいます。

髪の毛
ボリュームの減少、うねり、白髪など、髪の毛にも様々な変化が起きてきます。頭皮マッサージやアミノ酸シャンプー、スカルプケア美容液でケアを始めましょう。